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- 2010年 11月 20日
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何週間か前にベランダのハナミズキにとまってた赤トンボ。発見3日後に確認すると未だ同じ場所に居ましたので写真を撮りました。生きているのか?と疑問に思い、ツンとつつくと心配御無用!とばかりに元気に飛んで行きました。
過去にショップに置いていたシルバーアクセサリーを都内の何店舗かに置くため、リニューアル作業をしている今日この頃。商品は問題ないのですが、写真を撮ったり、タグやカタログも必要、このように他の作業がなかなか・・・というか、商品を作るよりも苦手なんですよね。まぁ、順繰り進めております。これがブログを更新出来ない1つの言い訳でございます。さ~今日も頑張ろうか!
ヤス君 リング制作
前回はベースになるWAXを削りだした所でしたので、その続きから完成までを画像メインで書きます。下の絵はWAXを削っていく手順と、それによりどれくらいの厚みと高さになるかを説明しながら描いたもの。
それに沿って先ずはリューターを使い、ラウンドバーで粗彫りします。結構ガリガリ削れるので削り過ぎないように注意が必要ですね。
粗彫りが終わったらスパチュラやケガキ、彫刻刀等で綺麗に仕上げます。
これは指輪にセッティングするラブラドライト。この石に合わせて銀板を細長く切断してローラーを使用し、厚みを0.5~0.7mmにします。そのあと石に当てながら銀板を円くしてからロウ付けをし、フクリンを完成させます。
キャスト(鋳造)後の指輪、石(ラブラドライト)、フクリン。
キャスト上がりの物には湯道という出っ張りがあるので、最初にそこを削ります。
湯道を除去したら次は全体を一皮剥く作業です。キャスト上がりの面は細かな穴傷(ス)があり、そのまま研磨してもあまり綺麗になりませんし、これはあくまで経験上の話しですが、キャスト上がりの表面は銀に割金として含まれている銅の成分が比較的多い気がします。紙ヤスリがロール状になっているリューターポイントがあるので、それを使うと作業効率が飛躍的に上がります。リングの裏側もバッチリしっかり削りましょう。
リングの裏面もしっかり削れています。テーブル部分から斜めに落ちている部分に凸凹のテクスチャーを入れたいとの事で工程を急遽変更。
彫刻台にセッティングして、タガネでコンコン打ちこみます。
タガネの凹凸が綺麗に入りました。この次はフクリンをロウ付けして
ひたすら研磨します。
最後にフクリン留めによるセッティング。これもタガネを使用するので留めが終わった後にもう一度研磨します。なるべく石に当たらないようにひたすら磨き上げます。
WAXによるラブラドライトリングの完成
かなりカッコイイですね!
一作品目お疲れ様でした☆